多汗症は周囲には気づかなくても本人にとっては辛いもので、悩みの種ですよね。
どんな事が原因なのか、どんな感じで治療をするのか、
治療する為には何科にいったらいいのかご紹介します。
多汗症の原因 手に汗かくのはなんで?
一般的な人より酷く汗をかくのが多汗症です。
場所は、顔や背中、お腹や手足などさまざまな所が汗だらけになります。
症状が強い人などは、手の汗で携帯などは防水じゃないと壊れちゃうという方や、手の汗で紙がぐちゃぐちゃになりにじんでしまうなどという方もいらっしゃるようです。
生活に支障が出るくらい酷い方はなんとかしたいと思いますよね。
では、なんで生活に支障がでるほど汗をかくのでしょうか?
人間の自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
「交感神経」と「副交感神経」はシーソーのようにバランスをとりながら働いています。
緊張しているときは交感神経が優位に働き、リラックスしているときは副交感神経が優位にります。
普通はバランスを取りながら働いてくれるのですが、交感神経が強く働きすぎている為大量の汗をかく事が考えられます。
体温があがるだけではなく、精神的なもので汗をかく場合も多いです。
手に汗握る!なんていう言葉がまさにそうなのですが、緊張すると汗をかきますよね。
握手や手をつながないといけない場合などもそれと同じで、手に汗をかくから気持ち悪いって思われちゃう、、臭いがするって思われるかな、、、、どうしよう、、、嫌だなあ〜などと考えるとどっと汗がでる、、、これでは悪循環ですよね。
自分が思っているほど相手には迷惑になっていない場合もあります。
まずはこまめに手を拭いたり、手を洗って清潔に保ったり、出来る方法で対処してみましょう。
臭いが気になるなら、臭いの強いものや油っこいものなど消化の悪いものは食べるのを避けて、食物繊維が豊富なもの、腸内環境を整えるオリゴ糖や、加齢集を抑える抗酸化物質が含まれているビタミンやポリフェノールなどを含むものを食べるように気をつけてみましょう。
多汗症 手の治療はどんな感じ?
まずは、塩化アルミニウム20〜50%の水溶液を幹部に塗ってみましょう。
夜の就寝前に塗って、布手袋をして、その上からゴム手袋をして密封する事によって大きく効果を発揮します。
ただし、皮膚にダメージがある場合があるので、辛い事もあります。
次に通院が必要ですが、水の中に専用の機械で弱い電流を流したものに手を浸す方法があります。
即効性は望めないので週に二回通い、数ヶ月から一年ほど通う必要があります。
次はボトックス注射です。
ボツリヌス毒素を幹部に注射します。
欧米などでは一般的な治療法ですが、保険適用外だったり、
痛みが強く、効果は半年程度です。
半年に一回ずつ注射をする必要があります
最後は交感神経遮断手術です。
神経を切ってしまうので、手術直後から効果が出ます。
効果は一生続きます。
しかし、代償性発汗という副作用があり、手の変わりに他の場所の汗が酷くなる場合があります。
手に汗を書かなくなるのであれば、体の汗が増えてもその方がいい!ということで、リスクを承知の上て受けられる方もいます。
他の治療が効果が無かった場合に検討するといいでしょう。
手の多汗症は何科にいったらいいの?
まず最初は皮膚科へ行ってみる事をオススメします
基本は皮膚科へ行くので問題ないです。
初期治療を受けるには皮膚科でOKです。
ブロック療法を試したい場合は麻酔科の場合もあります
交感神経切断など手術希望になると外科・胸部外科・麻酔科などことなる場合があります
まずは皮膚科にいって相談してみましょう。
まとめ
症状によって治療が変わってくる場合もあります。
まずは、汗をかく部分を清潔に保ったり、ハンカチを手放さずにこまめに拭くなどしてみましょう。