土用の丑の日って夏になると旗を立ててうなぎを売っていますよね?
いったい土用の丑の日ってどんな意味?年に何回あるの?なんでうなぎを食べるようになったの?
そんな疑問を謎解きします。
土用の丑の日の意味って?
土用の丑の日ってうなぎを食べる日として有名ですが、そもそもどんな日なのでしょうか?
土用の丑の日とは土用と丑の日が重なった日をいいます。
そもそも 土用と丑の日はそれぞれに分かれています。
土用というのは五行思想に由来しています。
春に木気、夏に火気 秋に金気 冬に水気 が割り当てられました。
割り当てられなかった土気を季節の変わり目に割当てて、土用と呼びました。
期間としては立春 立夏 立秋 立冬の直前の約18日間の事をいいます。
夏の日というイメージがありますが、本当はそれぞれの季節毎にあります。
丑の日とは、干支の十二支 子丑寅卯辰巳午羊申酉戌亥の一つの丑の事です。
一年365日に割り当てられていて、12日に一度回ってきます。
土用の期間に丑の日が重なった日を土用の丑の日といいます。
しかし、今では夏の土用の丑の日のみが土用の丑の日として定着しています。
土用の丑の日 何回あるの?
これまでの説明で土用の日と丑の日が重なる日を数えるといいという事がわかりましたね、
では実際にカレンダーでみてみましょう、
2015年で検証します。
冬 1月17日から2月3日まで
春 4月17日から5月5日まで
夏 7月20日から8月7日まで
秋 10月21日から11月7日まで
以上の4期間が土用です。
その土用の中で丑の日にあたるには、、、
1月25日
4月19日
5月1日
7月24日
8月5日
10月28日
の合計6日間です。
だいたい年平均6日程度あります。
夏のみが土用の丑の日と話題になりますので、
2015年は7月24日と8月5日の二回ですね。
土用の丑の日 うなぎの由来って?
丑の日にはウサギや馬肉、牛肉など”う”の付く物を食べると夏ばてしないというように言われていました。
勢力の付きそうな食べ物なら他にも沢山ありそうなのに、なぜうなぎだったのでしょうか?
諸説ありますが、
夏になかなか売れなかったうなぎ。
困ったうなぎ屋さんが平賀源内に“なにかいい方法はないか”と相談しに行ったところ、”丑の日”とのコラボと旗を立てる事を進められ、実践したところ見事に成功し、そこから”土用の丑の日”は”うなぎ”という図式ができたというのが定説です。
でたな、、、業界の陰謀(笑)
とはいえ、うなぎは勢力がつくといわれているので、夏バテ防止の期待が高まり定番となったのでしょうね。
まとめ
どこの業界でも売るための戦略はあるものですね。
しかし、うなぎは栄養満点ですので、夏バテしない為にも業界の陰謀に乗ってみるのもいいかも(笑)